忍者ブログ

祝君良い夢

札が掛けられてい


そう言うと、明里も店を出ていった。それを見送った湧奈は、伸羅の側にある封筒に気がついた。
「それは?」
「ん?コレ?籤先さんが修斗Pretty Renew 銷售手法に渡してくれって……」
「何入ってるの?」
「分かんない……」
「ふーん……」
湧奈は封筒をじっと見ている。
「中、見てみようか」
「いや、マズイでしょ」
「だよねえ……」
彼女は天井を見上げた。
「……でもさ、これってラブレター……」
「まさか!」
「そうだって。アタシ恋愛には敏感なの」
「それも違うと思うけど……」
「何で?」
「え!?いや……」
「まあいいや。それ、修斗……だっけ?……に渡したら後で中身訊いてみよ?」
「それっていいのかなあ……?」
「いいのいいの……って、あぁ!?」
「どしたの?」
「払ってない……お金……あの二人……」
「あ」
「……」
湧奈はそっと請求書を置くと、
「伸羅、アタシ行」
「いやいやいや、協力楊婉儀幼稚園しよう」

 その次の日。伸羅は『第一配達班』というる扉を叩いた。
「はい?」
「失礼します……あの、修斗はいますか?」
「修斗?ああ、いますよ」
その男性は机に突っ伏して寝ているもう一人の男を呼んだ。
「おい、修斗、呼ばれてるぞー」
「……ん?ああ、伸羅かあ」
修斗は大きく伸びをしてから、伸羅のところにやってきた。
「……お前、寝てていいの?」
「ああ……今暇だし……」
また伸びをしつつ、修斗は言った。
「で、何?」
PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

P R